歯周病で歯が抜けた後の治療法(入れ歯編)
歯を失った時の選択肢として『入れ歯』があります。
入れ歯にもメリット・デメリットがあるので、比較してみてくださいね。
今回は歯周病で歯が抜けた後の治療法で入れ歯についてご紹介します。
【入れ歯とは?】
入れ歯は歯を失った時の治療として取り外し式の義歯をはめる治療法です。
残った歯のばねをかける部分的な入れ歯と全く歯がない方の総入れ歯があります。
【入れ歯のメリット】
① 保険の中で治療することができるので、費用を抑えることができる
保険の中で治療することができるので、1割~3割の自己負担で治療することができます。
② 治療期間が短い
(患者さんのお口の状況によって異なります。)
外科的な治療をしないので治療期間が短く治療することができます。
ただ、他の歯の歯周病がひどく、ばねをかける歯が歯周病の治療が必要な場合には治療期間がかかることがあります。
③ 外科的な手術を必要としない
歯ぐきを切開することがないので、傷の痛みや腫れのリスクが少ない治療です。
④ お口の中がどの様な状態でも治療することができる
歯がない状態でも、骨が少なくなっている状態でも入れ歯の治療をすることができます。
【入れ歯のデメリット】
- 取り外し式なのでズレたりはずれたりすることが多い
入れ歯の大きなデメリットは、ズレたりはずれることがあり、見た目が気になってしまうことや、食事をする時にストレスになる点です。
そのほかには、活舌が悪くなり発音しにくく、聞き取りにくいことがあります。
② 安定感が少なく、違和感があることが多い
固定式ではないため、安定感が少なく、歯ぐきに当たってしまうことがあり、違和感があることが多いです。
ひどくなると歯ぐきに痛みが出てしまうので、強く当たっている場合には入れ歯を調整する必要があります。
入れ歯は入れてすぐぴったりとフィットするのではなく、靴を慣らす様に少しずつ慣らしていきます。
- あごの骨がやせてしまう
歯があると、食事をする度に骨に刺激が伝わっていますが、入れ歯は歯がないので、噛んでも骨に刺激が伝わりにくく、あごの骨が少しずつやせる原因になります。
④ 毎日取り外して清掃する必要がある
入れ歯は就寝時に外して清掃をして洗浄液に入れる必要があります。
取り外した姿を家族の人に見られたくない人はストレスの原因になることもあります。
⑤ 食べ物が挟まりやすい
入れ歯は安定感が少ないので、食事の時に食べ物が挟まりやすく取りにくいです。
そのままにしてしまうと歯ぐきが腫れる原因になるので、しっかり取り除いてあげましょう。
2018年12月30日 (日)
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