歯ぐきが赤くなるのは歯周病(歯槽膿漏)のはじまり?
みなさん、こんにちは。ライフ錦糸町歯科クリニックです。
歯ブラシをしたときなどに鏡で歯茎をみると、普段よりも歯茎の色が赤く充血していたり、いつもより腫れているなと感じることはありませんか?
歯茎の色がいつもより赤いのは歯周病が進行している可能性があります。
健康な場合の歯茎は引き締まったピンク色をしていますが、歯周病に罹患し症状が進むにつれ、ピンク色から赤色に変わっていきます。
さらに悪化すると赤紫色になり、次第に濃い紫色に変化していきます。
健康なピンク色の歯茎は、指で触ってみても固く、通常の歯磨き時のブラッシング圧や糸ようじ(デンタルフロス)で歯茎のキワ近くを通しても出血しない状態です。
歯と歯の間の歯肉の形は隙間があまりなく、尖った三角形をしています。
また、健康な歯茎を風などで乾かしてみるとコラーゲン繊維でできた「スティップリング」というものがみえてきます。歯茎上にオレンジの皮のようなブツブツが見える状態がスティップリングの特徴です。
奥歯はなかなかスティップリングを見るのがむずかしいですが、下の前歯は鏡でみてみるとわかりやすいので、定期的にスティップリングがあるか確認してみるのも良いと思います。
赤い色の歯茎は軽度の歯周病にかかっている場合があるため、早めに歯科医院を受診し歯科医師からの診断を受ける必要があります。
そのままの状態で放置しておくとむずがゆい等の違和感を感じたり、歯肉の退縮をおこなして冷たいものがしみる「知覚過敏」の症状が出ることもあり、日常の生活にも支障がでてきます。
歯茎が赤く腫れたというのは歯周病が原因ではないこともありますので自己判断を行い、自己流で治療を行うと悪化させてしまう可能性があります。
歯茎が赤くなったと感じたときに以下のような症状合わせて出ている場合は必ず歯科医院を受診しましょう。
・起床時に口の中がネバネバする
・ブラッシングをすると血が出る
・口臭がある
・歯茎に痛みや痒みがある
・歯が長くなったと感じる
・歯と歯の間に隙間ができ、食べ物がよく詰まる
歯周病による赤い歯肉と腫れは細菌が付着し歯茎の周りに汚れを貯めることから起こってきます。歯磨きが行き届かずブラッシングが充分にされていなかったり、食事の偏りがあると細菌の住みやすい粘り気のあるお口の中になっていき、歯周病をさらに悪化させる可能性があります。
ただ赤いだけだから、、、と放っておかずに早めの受診をオススメします。
2018年10月21日 (日)
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