歯周病(歯槽膿漏)を放置していたらどうなる?
みなさん、こんにちは。ライフ錦糸町歯科クリニックです。
最近ではCMや雑誌などのメディアで歯の健康について話題になることが多くなり
「現在、日本人の約8割の人が歯周病にかかっている」ということを知っている方が増えてきました。
それでも、歯周病の症状はある程度進行しないと症状を伴わないため、歯科医院に来た時にはすでに重症化していて手遅れだった、、、となる場合もあります。
ライフ錦糸町クリニックにもそのような患者様がいらっしゃることがあります。
歯周病には大きく分けて3つの進行度合いがあります。
まず「軽度歯周病」次に「中等度の歯周病」さらに進行していくと「重度の歯周病」
となります。
「軽度の歯周病」
・歯磨きをしていると歯茎から血がでる
・鏡で見ると歯茎が腫れている
・歯茎に違和感がある
歯科医院での歯周ポケット検査では3ミリ〜4ミリと診断されます。
歯科医院での処置→歯石や歯垢を除去し、適切な歯磨きの仕方を歯科衛生士から学びましょう。
「中等度の歯周病」
・歯茎を指で押すと膿がでる
・歯茎が腫れて痛みがある
・歯磨きを頑張っても口臭を感じる
歯周ポケット検査では4ミリ〜5ミリと診断されます。
歯科医院での処置→歯茎の奥まで歯石がある場合は、局所麻酔を行い歯茎を切って歯石除去を行う外科手術を行うこともあります。
「重度の歯周病」
・歯がグラグラ揺れ、硬いものがたべにくくなる
・周りの歯茎がさらに化膿していく
・歯茎が下がっていき、歯が長く見える
レントゲン撮影を行うと、歯を支えている骨が溶けているのがわかる状態です。
歯科医院での処置
→重度の歯周病までいくと、人工の骨を足す「再生療法」という外科手術が行われる場合もありますが、進行度合いによっては抜歯となることもあります。
抜歯後は、インプラント・入れ歯・ブリッジという治療法がありますが、歯茎の状態や費用などにより選択肢が狭まる可能性もあります。
どの選択肢を選んだにせよ、健康な天然の歯と比べると食事中の違和感や発音において劣ると言われています。
口の中には成人で永久歯が28本(親知らずを入れると32本)あり、すべてが同じ進行度合いで歯周病が進んでいくわけではありません。
1歯ずつ形が違うので歯の磨き方や食事の仕方等によって症状は変わってきます。前歯は軽度の歯周病だけど、奥歯は重度の歯周病だったということもよくあります。
しかし、歯周病はお口の中で感染をしていくため気がついたら全ての歯が重度の歯周病になってしまっていたということもあります。
適切な歯磨きの仕方を学び定期的なクリーニングを受けることにより、歯周病の進行は防げます。早期治療のために定期的な検診をお勧めします。
2018年10月1日 (月)
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